愛欲と絶望のフーガ

大学の最終年度が本当にひもじい生活だったので、「あ~今日も研究疲れたな~お腹減ったしなんか食べてから帰るか~」とか思っても帰りに食べるのはまいばすけっとで買った100円の菓子パンでした。なのでロクに街中の飲食店に入ったことがなく、働くようになり余裕が生まれたからってちょっと俺流塩らーめんに入ってラーメンを食べるだけでいたく感動してしまいます。満足な豚です。


働くようになって3ヶ月ちょっと、他人に評価されうる「働く姿勢」にはいろいろな種類があるらしいことがわかってきました。

仕事ができる

これは一番わかりやすくて、与えられた仕事を完遂する能力、人によっては望まれているよりも高い水準で完遂する能力です。

仕事が早い

これも結構わかりやすくて、与えられた仕事を見積もられた期日よりも早く完遂する能力です。早くてもクソみたいな成果物を上げたらダメなので「仕事ができる」とは独立です。

仕事を引き受ける

道端でおばあちゃんが困っていたら荷物を持ってあげる的な能力です。おばあちゃんを助けなくても自分の仕事をしっかり完遂していればそれは良いことなので、これができなくても「仕事ができない」ことにはなりません。

仕事をやらせる

全員が全員各自にとっての適量分仕事をできていればいいのですが、往々にしてキャパシティの適量と比べて仕事をしていない人間がいるので、そういう人間に仕事をやらせることも大事です。

仕事をしない

なんでもかんでも仕事を引き受けていると最終的に潰れて全ての仕事を完遂できなかったりするので、仕事を意図的に引き受けないことも能力の1つなのではないかと思います。

それともう2つわかったことがあって、これらのそれぞれ能力の裏返しで「仕事のできなさ」みたいな特性もあることと、最後の「仕事をしない」能力がないと死ぬということです。